建築手順基本測 [厚生労働課:安全衛生委員会]
我が市における建築需要の増加を受けて、厚生労働課の調査では建築作業中の事故件数が比例して上昇傾向にあることが判明している。
この度、厚生労働課安全衛生委員会では建築手順の標準化を推進し、建築作業の安全性を向上させる目的で建築手順基本測を発行した。
.cloud市の敷地ではじめて建築に着手する市民を対象に、効果的な作業方法、基本の建築法を体系的に提供したものである。
序:危険回避心得
1:真上・真下の採掘は事故の元
2:高所作業はSHIFTを使用
3:音と字幕で危険予知
(1)ブロックを配置する
建築の最小単位であるブロックの配置はあらゆる建築の出発点となる。基本的な仕様を把握すれば、目的に沿った配置を可能とする。
まず配置したい素材ブロックを手に持ち、マウスで建築したい箇所を狙う。
すると上図のように黒い枠が表示される。この状態で右クリックを押すと、この枠に合う面にブロックが配置される。
続けて同様に、上面を狙って右クリックを押せばブロックを積み上げられる。このようにして建築物を高層化していくのが、最も簡単な建築の進行方法である。
この高さになると、更に上のブロック上面は視界に入らない。このため、更に上へ3つ目のブロックを積み上げることはできなくなる。
ブロックは側面にも配置可能であり、一般的な物理法則とは異なる。積み上げた場合と同様にして、側面をマウスで指し示し右クリックを押すと、今度は横方向に配置できる。
横方向に配置したブロックは下側に空間ができるが、原則として落下しない。
同様に、一番初めに配置したブロックを破壊しても、その上に積み上げられているブロックが落下することもない。このブロックの物理法則は、.cloud市内の建築を実施する上で強力な知識となるので十分に理解することが望ましい。
接着剤や筋金といった複雑な知識は不要であることを意味する。設計の際は「次に配置したい面を右クリック可能か否か」で工程を組み立てると良いだろう。
※砂・砂利といった一部のブロックは通常の物理法則と同様に落下する性質を持つので注意すること。真上のブロックを採掘した際、その更に上のブロックが砂などの場合は、自分自身に砂が降りかかることとなり大変危険である。
(2)足場の確保
3つ目のブロックを積み上げる為には、更に高い位置から上面をマウスで指し示す必要がある。これを解決する一つの方法として、足場の確保が有効である。
足場に使用するブロックは土を推奨する。入手が容易であり、自由落下せず、素手でも簡単に破壊でき、即席の足場として適した素材と考えられるため。
まず、足場で高さを得たい位置に立ち、真下を向く。
この状態でジャンプし、最も高い到達点で足元にブロックを配置する。
すると自身の足元にブロックが配置され、一段高い位置を確保可能となる。
これを繰り返すことで高度を上げられるので、高い建築を積層していけるようになる。
十分高い位置まで足場を確保すれば、狙ったブロックの上面を捉えられ、更に高い位置へブロックを配置できる。建築工程をよく考え、効果的な足場の配置を取ることは、事故を未然に防ぐことにもつながる。
(3)高所作業の落下防止
4ブロック分以上の高さから落下すると怪我を負い事故の発生となる。
事故が発生したら速やかに食事を摂り体力の回復に努め、所管の市役所に届出を行うこと。事故件数の統計調査は将来にわたる発生件数の抑止につながるため、怠ってはならない。
ここでは、建築の上で頻繁に実施することとなる高所作業中の落下防止措置について具体的に紹介する。極めて効果的な事故予防法であり、早期の習熟を目指したい。
通常「SHIFTキー」を押すことで、しゃがんだ状態を維持する。
※腰をかがんだこの姿が「しゃがんだ状態」
SHIFTキーによるしゃがんだ状態を続けている間に限り、横移動をし続けていてもブロックのきわから落下しなくなるという特性が発生する。
上記のように、一見ブロックの上に乗っていないような際どい位置まで移動可能となる。この状態で横移動の操作をしていても、ブロックのきわより先には進めなくなるが、その代わり落下することはない。
SHIFTキーによる移動を活用すれば、足元のブロックの側面を落下せずに捉えられるようになる。従って、高い位置での足場の拡張が可能となり、安全性が向上する。
[ 注意 ]足場を組み立てる場合は、帰路の為に崩す位置を十分確認すること。真下の採掘は極めて危険な行為であり、誤って下部が空白の足場を崩して落下してしまったり、空洞や溶岩にそのまま落下するといった悲惨な事故が多発している。
(4)初期拠点の建築例
これらの建築法を活用して安全かつ素早く初期の拠点を作り上げる例を示す。
<A>土台で間取りを設計する
まず確保したい敷地を確認し、建築予定の最も外側を1ブロックの高さで描く。
この段階ならば設計の変更が容易なため、間取りの検討などをしっかりと行う。1ブロックの高さであれば移動もしやすく、計画を阻害しない。
<B>壁を構築する
建築範囲や間取りの設計が決まったら、<A>で設置した土台の2ブロック目を積み上げて壁を構築する。
最も基本の壁は高さ2ブロックあれば機能する。
これは移動の通路として最低2ブロック分の高さ(幅は1ブロック)が必要なためである。
<C>足場を確保し天井を作る
最小構成の建築物は3ブロック目に天井を構成できる。しかしながら、基本の高さからでは3ブロック目の上部へ配置するのは手間がかかる為、足場を構築する。
SHIFTキーを利用して落下防止措置をとりながら天井を埋めていく。
入口にドアを取りつけ、必要な家具を室内に配置すれば、初期の拠点として十分に機能するだろう。
<D>屋根上を活用する
足場と天井を有効に利用したい場合は「塀・フェンス」を利用するとよい。
塀もしくはフェンスは外見上1ブロック分の高さで表現されているが、実際の判定としては1.5ブロック分となっており、通常のジャンプでは通過できないという特性を持つ。
これらを活用すれば、視界を確保しつつ外観としても美しい、機能的な天井として利用できるようになるだろう。
(5)建築作業の危険予知
事故予防は様々な角度で検討可能である。
その中でも音と字幕による情報は高い価値を持っている
字幕の表示は設定が必要であるため、設定画面のアクセシビリティから字幕の表示をオンにしておくこと。
字幕は周囲の音などを常に表示してくれる機能である。
モンスターの名前を目視よりも早く確認できる場合があり、あらゆる危険への予防策として強力な手段といえる。また、溶岩の弾ける音なども文字として表示されるため、地下での採掘作業で危険予知としても活用したい。
まとめ
本「建築手順基本測」は建築に伴う危険をわずかでも減少させ、年間の事故発生件数を抑制することを目的として作成されている。日々の建築作業において、この基本測が作業者の安全性を確実に保つことを切に期待する。
◆今回の知識
- ブロックは狙った面に対して配置される
- 配置されたブロックは原則として落下しない
- ジャンプしながら真下へ配置して足場を構築できる
- SHIFTキーによるしゃがみ移動で落下防止措置
- しゃがみ移動で足元側面へのブロック配置が可能
- 簡易な建築の基本工程
- 塀・フェンスの高さ判定
- 音と字幕の関係
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